精神疾患の内容や治療法に関して書いていきます

繰り返すうつを治療しよう

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適切な治療でうつの再発を防ぐ

うつ病は一時的に回復しても再び発症する危険性の大きい疾病です。患者の6割ほどが再発するといわれ、再発時期は人によって様々です。特に何度も再発を繰り返す場合は反復性うつ病と呼ばれます。中でも反復性短期抑うつ障害は気分の変化する周期が月に1度ほどと極端に短いため、無秩序な行動などで生活が乱されることが頻発し、結果的に日常生活や就労等に影響を及ぼすことも多いです。原因としては患者本人にも心当たりがあるケースが多いですが、発病の原因が本人にもわからないという場合もあります。一般的にはストレスフルな状況に誘発されることが多いとえます。過労や対人関係のストレスが原因のことが多く、具体的には離婚や死別、職場環境の変化等がきっかけとなり得るでしょう。それらが脳の働きに問題を起こしさまざまなうつの症状を引き起こすことになります。中には体質的にうつを発症しやすい方もおり、ノルアドレナインやドーパミンなどの不足がうつ病を引き起こすこともあります。特に反復性うつ病は体調管理や原因の排除と共に再発に対する注意を怠らないことが大切です。

反復性うつ病の治療は基本的にはうつ病と同様で、精神療法や抗うつ剤等の薬物療法を中心に行われます。精神療法では患者特有のものの考え方やうつの原因ともなる人間関係のパターンを医師と共に振り返る作業をしていきます。その中でできるだけ原因となるものを排除し、排除できない場合でも患者の認知や行動面のアプローチから症状の改善を図るようにします。薬物療法で特に大切なことは症状が改善されてからも治療薬を飲み続けるということです。一時的に良くなったからといって薬を中断せずに、医師の指導のもと正しく服用を続けることが何よりも重要です。さらに、反復性うつ病では再発の兆候をいち早く知ることも必要なことです。繰り返すうつの症状は毎回同じとは限らず、精神や身体に色々な形で表れることがあります。できるだけ自分自身の不調に気を配り、再発の兆候を早く察知できるようにしましょう。家族や周囲の人も患者の再発の兆候に気が付いたら迷わずに指摘し、本人と共にすぐに医師を受診、的確なアドバイスを受けると良いでしょう。早期の治療により症状を軽く済ませることもできます。